Conveners
コライダー実験 + ニュートリノ実験 (実験データ解析、バックグラウンドの研究)
- 真下 哲郎 (東京大学)
新田 龍海
(早稲田大学)
17/02/2020, 20:40
標準模型は弱ボソンの自己結合によるTeV領域でのユニタリティの破れをヒッグス場によって相殺しているため、弱ボソン散乱断面積は電弱対称性の破れに潜む新物理に鋭敏である。本研究では、特に新物理に感度のある高エネルギー散乱を観測するために、セミレプトニック終状態を解析した。本講演ではLHCの重心系エネルギー13TeV・積分輝度36/fbの実験データを用いた解析結果と、今後の展望について報告する。
谷川 輝
(東京大学)
17/02/2020, 21:00
Belle II実験では加速器の高輝度化に伴って激しいビームバックグラウンド環境が実験の妨げとなりうるため、これの理解と制御が重要な課題である。2019年の運転において、シリコンストリップ崩壊点検出器の受けるビームバックグラウンドを測定した。バックグラウンド量のビーム電流などへの依存性から、これを発生要因ごとに切り分け、将来のバックグラウンド量を推定する。