帯広畜産大学基盤教育の必修科目である生物学概論をMoodleを用いて運営している。受講生は1年生約250人と過年度履修生を合計して260人前後である。本科目の成績は、講義前の1週間で実施される予習テスト、講義後の1週間で実施される復習テストに、中間テストおよび期末テストを加えて合計100点満点として評価する。合格点とする60点以上を得点した学生の平均点と標準偏差は、2018年度は88.44±9.21、2019年は77.38±8.96、2020年度は91.59±5.95、2021年度は91.29±6.84、2022年度は90.60±8.11となり、2020年度以降の平均点が高くばらつきの小さい傾向が続いた。そこで本(2023)年度は、これまで何回も受験可能としていた予習・復習テストを1回のみ受験可能となるよう設定変更し、中間テストを廃止し期末テストのみ実施することとした。この成否につい...
デジタルアーカイブは文化資源をデジタル記録・保管・活用する取り組みであり、保管においてはデジタル化したデータのメタデータを作成し、データベース化する必要がある。本発表では、教育での実践例として、授業で行ったデジタルアーカイブのデータベース作成演習におけるMoodleデータベースの活用方法とその利点および今後の課題について述べる。
我々は解剖学系実習(肉眼解剖学実習、組織学実習)にMoodleの活用を進めている。肉眼解剖学実習では予習教材(実習書、問題形式の実習手引き、実習解説動画)の提供、組織学実習では実習内小テスト、組織学の説明動画ファイルの提示等に多種の活用を行った。解剖学は人体の複雑な所見の理解を効率よく行う必要があり、解剖学的所見を付した問題を多数作成し、問題集として公開した。解剖学教育においてMoodleは自主学修の促進と学修管理に有用と考えられると共に課題も見出すことができた。
我々は医学科2年生の解剖学教育(肉眼解剖実習・組織学実習)にMoodleを導入している。組織学実習では、小テスト、試験の実施の他、自習用演習問題の公開、課題の提出、アンケートの集計等もMoodleを活用し、試験の得点だけでなく、様々な学修行動の評価を行っている。得られたデータを分析(ラーニングアナリティクス)し、成績と学修行動の関連性について研究を進めている。本発表では、各年度の試験の結果を検討し、学修行動と成績の関連性、さらにコロナ禍におけるMoodleを活用した学習の効果について報告したい。
This study explores the perceptions of newly enrolled Master of Information Systems (MIS) students at the University of the Philippines Open University (UPOU) regarding the web accessibility of the UPOU MyPortal, the university's Moodle-based learning platform. Using a mixed-methods approach, the study integrates quantitative surveys and qualitative open-ended questions to gather insights into...
As observed in a recent systematic review on trends in using Moodle for teaching and learning by Gamage et al., 2022, the majority of studies on Moodle focused on how using Moodle effectively improves student performance, satisfaction, and engagement by undergraduate students. This paper will share teaching practices in developing the research capability of graduate students using Moodle....
Gamification in ODeL
As a pioneer in Open and Distance e-Learning (ODeL) within the country, the University of the Philippines Open University remains committed to spearheading advancements in research and application throughout the Philippines. This commitment extends to delivering high-quality education through the utilization of Moodle as the Learning Management System...
Students often fear having to perform oral presentations. For a multitude of reasons, it is also difficult for teachers to assess and to give quick and effective feedback that fosters learning, confidence and motivation for those students doing performances. During a 12-year action research project trialling various methods, a team of teachers created an online video post-assessment tool,...
This presentation will show how Moodle is used to host content for a reading course at the University of Nagasaki. The syllabus for this reading course includes extensive reading and reading of more advanced articles. While other applications are used, Moodle acts as the central portal to keep students on track in a course which does not use a textbook. Many of the articles used in this course...
Team-Based Learning (TBL) is a prominent educational strategy, particularly in medical universities, designed to assess individual and collaborative student performance. This method is strategically embedded into courses, occurring at specific intervals, such as Week 4 and Week 8. Two key concepts within TBL, Individual Rate (IR) and Group Rate (GR), form the basis for evaluating individual...
唯一のMoodle公式プラグインをもつ、オープンバッジファクトリーを使うと、Moodleでのあらゆるコースの参加証、修了証や合格証などをデジタルで簡単に発行することができます。オープンバッジは学生の学習歴をわかりやすく可視化する手段として教育業界に急速に広まっています。あなたの受け持つコースでオープンバッジを発行するための手順をご紹介します。
キーワード:Moodleの活用, オープンバッジ, マイクロクレデンシャル, 学習歴の可視化
大学初年次における物理学の授業において,学生の授業時間外での学習の充実化を図る一環として授業外での学習にSTACKを利用した小テストを活用してきたが,実践を行う中での学生の意見として,式や説明文だけでなく図などの視覚的なコンテンツの充実も挙げられていた.これらは現象,特に目にすることの難しい現象の理解について役立つものと思われる.これらの点を踏まえ,本発表では小テストに加えて試行した,視覚的な面から理解を促進させるためのシミュレーション教材の作成とそのmoodleでの活用について報告する.
今回、Moodle LMS...
授業実施後に振り返りを学生に提出させ、理解度の確認やフィードバックを行う手法としてはミニッツペーパーや大福帳などの方法がある。Moodle上でこれらの手法を実現するにあたり、どの活動モジュールを利用するのが妥当であるか、比較検討を行った。標準モジュールであるフォーラム・データベース・小テスト・課題・フィードバック、追加プラグインのアンケート、をそれぞれ利用し、比較した。
例としてフォーラムでは、コメントの複数回のやり取りが可能だが、分離グループ等の設定を誤ると他の学習者からも記載内容が閲覧可能となるなどの欠点がある。フィードバックやアンケートでは、回答の自動集計や図式化が便利である一方、細かな評価を行うためには、他の評価可能なモジュールと併用する必要があるという欠点がある。課題では、ルーブリックの活用も含め、画面上での評価・コメントができるという利点があるが、テキストデータをC...